湊かなえ小説「ポイズンドーター・ホーリーマザー」を読んだ

あわわわ…もう2月なんですね。今年もこっそりと好きなことを書いていきます。どうぞよろしくお願い致します。

さて、久しぶりに小説を読みました。湊かなえさん作品は長編しか読んだことがなかったのですが、短編もすごかった…。

ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)

ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)

 

一人称で語られるその人の見方が真実だとはかぎらないんですよねぇ。

娘が自分の親は「毒親」と語る。でも友人はその娘を「毒娘」だと言う。話し手は全部語るわけでもなく、その人の感じ方が入ってるから、視点が変われば別の世界が見えてくる。そういう反転する物語が多くて良かったです。

ただ、心がえぐられるので(ぐさぐさ刺さったよ…笑)、しばらく気持ちを切り替えられなくて、ズズズーンと落ち込みましたが…。

 時間がたってから読み返すとまた違うことを思うかもしれないなぁ。