最近読んだ小説の感想

お久しぶりです。ツイッターで満足してしまい更新が止まってました。少しでも書けると嬉しいので、読んだ本の感想をブログに残しておきます。

 まずは、ミヒャエル・エンデの短編集「自由の牢獄」

不思議な世界の話が多くて、私の想像力でこの世界が観えてるのか自信はないのですが、面白かったです。特に「ミスライムのカタコンベ」の展開にドキドキした。最後が気になる…。できれば歓喜であってほしい。

 

自由の牢獄 (岩波現代文庫)

自由の牢獄 (岩波現代文庫)

 

 

アガサ・クリスティー「春にして君を離れ」

長編だけど読みやすくて一気に読みました。誰も死なないミステリ(というかサスペンス?)。良い妻、良い母親だと思ってる主人公。でも本当は…?と疑問を抱き始め、自分で過去を振り返り、だんだんと気づいていくところが面白かった。そして最後主人公が決めた結果も…。

 

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

有栖川有栖「狩人の悪夢」

長年このシリーズを読んでます。久しぶりの長編で嬉しくてゆっくり読んだ。序盤から雰囲気が良くてもう最高!!と思ってたんですが…。最後まで読むとモヤモヤ。私にはこの結末は驚きがなくて寂しかった。読みすぎてしまったのかなぁ。初めて読む方は楽しめるのかなと思います。

 

狩人の悪夢 (角川文庫)

狩人の悪夢 (角川文庫)

 

 このシリーズでは「乱鴉の島」と「絶叫城殺人事件」が好きです。もう10~15年前の作品なのか…。懐かしい。一つひとつ、丁寧に真相に近づくところが良いのです。